綿矢りささんの『かわいそうだね?』という本を読みました
主人公の女性の彼氏が元カノと一緒に住み始めるという話なのですが、
嫌だよ~
有り得ないと思うのですが。。なんで許しちゃうの?
「それが許せないなら別れる」って言われたら、
私ならもう、別れを受け入れちゃうかな。
本当は「嫌や嫌や嫌やーーー!」って言いたいけど、
元カノを優先する時点でもう。。。。うまくいかないのが目に見えてるし
それとも、実際にその状況になったら、
この主人公と同じように、頑張って受け入れようと、
必死に理由を探すのかな。。。。
なんか、ギリギリまで我慢して、最後の最後に我慢の限界がきて
キレちゃうっていうのは、すごく日本人的らしいですね。
大学の頃の心理学のテキストに書いてありました。
例えば、(詳細はうろ覚えなので間違っているかもですが)
隣人が毎晩ピアノの練習をしていて、煩かった場合、
アメリカ人なら、煩い!って思った時に、すぐに
「夜の練習は控えて頂けませんか?」って言いに行くらしいのですが、
日本人の場合、我慢して我慢して我慢して、
限界が来て、隣人を殺しちゃった!!
とかいう例文だったと思います。。。
この例文はかなり極端な例でしょうけど
私もこの例で言うと、昔はすごく日本人的だったのですが、
だんだんとアメリカ人寄りになってきました
だって隣人は、そこまで迷惑掛けていると気付いていないわけなので
注意してみて、それでもやめてくれなかったら
そこでまた考えれば良いしね。。。。。☆
『亜美ちゃんは美人』も面白かったです。
美人だから絶対に幸せになれるとは限らないですよねー・・・・。
亜美ちゃんの気持ちは、なんとなく分かる。。
きっと、自分をあまりに美化して慕われたりすると、
本当の自分が出せなくて(期待を裏切りたくないから)
しんどいんですよね?
だから、あまり自分に興味がないくらいの人と一緒にいる方が
飾らなくて良いから気楽なんですよね。
本当に自分に自信があれば、どんな場所でも
ありのままでいられるけど、
なかなかそこまで自信が持てなかったりしますよねー。
美人でない私でも気持ちが分かるくらいなので、
美人の人は、更にそういうプレッシャーがあるのかもしれませんね。
PR