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怪笑小説

2012-08-24 14:47


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東野圭吾さんの怪笑小説を読みました

東野さんのお笑い小説です
でも、切ないのが多かったな

『逆転同窓会』や『あるジーサンに線香を』はすっごく切ないし、
『おっかけバアさん』もなんだか切ない

『しかばね台分譲住宅』はちょっと笑えました

そして東野さんの自信作という『超たぬき理論は』、
すごい!そこまで徹底的に何でもかんでもこじつけられるんや!と思いました。。笑☆

そして、他の小説で東野さんがあとがきを書いているのなんて見たことがないのですが、
これは、かなり丁寧なあとがきが書かれています!
(物語一つ一つについて解説されています
それだけ、気合の入った小説なんですよね、きっと
(『お笑い小説はミステリの片手間に書いていると思われたら困る!
ミステリよりも大変だ』というようなことを、京極さんとの対談でおっしゃっていましたし。)

解説の真保裕一さんの言う通り、私も
『あの頃ぼくらはアホでした』を読んで、東野さんに対するイメージは
かなり変わりました~
ミステリを書いている人なので、
もっとなんかクールな感じ(それでいて変態)なのかと思っていたら、
おバカな感じというか。。。面白い人ですね笑☆
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分身

2012-08-19 13:06

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東野圭吾さんの"分身"を読みました
クローンの話です。

鞠子の章と双葉の章が交互に書かれているのですが、
これが、さらっと読むとどっちがどっちだっけ?とごっちゃになる
よく考えて読むと問題ないのですが、
パラレルワールド・ラブストーリーの時と同じく、
ちょっとややこしい

この2人がクローンだというのはすぐに分かるのですが、
『どういう経緯でクローンを作ることになったのか』に
迫っていくのが面白かったです

普通、怖くて作れないでしょ
もし自分がクローンだったら、もちろん嫌ですが、
自分のクローンが存在したら。。と考えると、やっぱり嫌ですね
鞠子と双葉の元になった晶子さん、言っていることは酷いのですが、
理解できちゃいます。彼女も被害者ですもんね。
クローンがいる限り、比較され続けるわけだし。。。

東野さんお得意の、手紙で全貌を明らかに!のシーンもありました。
でも、今回は、共感できず。。。
だって、鞠子の父のやったことが、理解できなさ過ぎて。
人としておかしいねー、この人
いやぁーー信じられない!身勝手過ぎて嫌悪感しかありません!

双子さんもクローンみたいなものなの?
子供の頃の写真は区別つかないよ。。笑☆

流星の絆

2012-08-14 23:31

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東野圭吾さんの本を読みました

〇流星の絆

これはドラマを1回だけ、ちらっと見たことがあるんです
なので、読んでいる時も、何度も
空に輝くよキラリ~と、嵐の主題歌が浮かびました

このお話、好きです
分厚いから読むのを躊躇っていたけど、
字も大き目で、話も簡単で分かりやすいし☆

ただ、レビューを見ていると、良くない意見が多かったなぁ。
皆、白夜行みたいな世界観を期待しているみたい。
確かに、白夜行の独特な世界と比べると、単純だと思われるのかもしれないけど。。。
白夜行は話が難しかったからなぁ。。。
しかも変態な感じだったので。。笑☆私はこっちの方が好きです。

行成さん、めちゃ良い人ですね
行成さんのお店を案内してもらい、静奈が、『何か絵を飾ったらどうだろう』
と考えるシーンが好きですなんか、ほのぼのしていて良い

ネタバレになっちゃいますが。。。

行成さんの父がさっさと証拠品を提出していれば、
すぐに犯人が捕まっていたのになぁーと思います。
保身の為に人の人生に影響を与えているんだから、もっと反省しなさいと言いたい。。。

そして、真犯人は。。。確かに驚きましたが、
そんなに伏線が張り巡らされていたっけ??
なんか、とって付けたような感じがしたのは私だけ?
動機もありきたりだったし。繋がりもいまいち、なんだかよく分からないし。

でも、こういう優しい顔して騙してくる人嫌いやぁーー

〇毒笑小説

これは、うーん、笑えるというよりは、なるほどーー!と納得する感じでした。。笑☆

「マニュアル警察」は、あるあるですねー!よくいるよ、こういう人。
市役所とか行ったら見かけるよー。

「女流作家」は普通に東野さんのミステリですよね。

「つぐない」は切ない。。。ちゃんと努力していて、偉い!って思う。

「栄光の証言」の心理状態も、理解できるー!

「誘拐電話網」はなるほどーーーそういう考えがあったかーーー!!!

みたいな☆

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京極夏彦さんとの「笑い」についての対談も載っています

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笑いには、すごくこだわっているらしいですが、
私にとっては、「ぎゃはは!」と笑うというよりは、
やっぱり「なるほどーー!」なんですよね

変身

2012-07-31 17:24

東野圭吾作品レビュー

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〇嘘をもうひとつだけ
 
加賀恭一郎シリーズです
登場人物が少なく、ほぼ犯人と加賀さんの会話だけで進んでいくので、
犯人はすぐに分かるのですが、
どうやって殺害したの?動機は?と気になる感じです
 
結構、ありきたりな感じかも
 
それにしも、加賀さんのキャラが、新参者の時と全然違うねー
新参者の時は、ほのぼの良い人~♪という感じだったのですが、
今回は、ねちっこい、しつこい人~って感じ?
 
加賀さん、すぐに犯人が分かっちゃうんですね
いろいろ質問するけど、分かった上での質問なんですよね。。。
すごいなぁ

〇変身

堂元先生が、なんか嫌だったな
人の命とか、感情とかを、何だと思っているんだろうー。

主人公成瀬の
256ページから257ページのセリフが、心に残りました
生きているというのは、単に呼吸しているとか、心臓が動いているとかってことじゃない。。。
ってとこね
自分を失ってまで生きることに、何か意味があるのかなぁー?

あとね、ちょっと疑問に思ったことが。

①嵯峨弁護士は、車の中で、"そういえば京極(犯人)もピアノが上手かった"とかいう
意味のことを言ったのですが、不自然です。。普通言うかなぁ?被害者の前で。
しかも、この人良い人だから、言うことが不自然ですー。

②結局、看護婦の橘さんは、何がしたかったのかなー。
よく分からなかった(>_<)堂元医師の研究とは別みたいだし、、、

③堂元さんが、最後に嵯峨さんが事情を聞きに来た時に、すべてを正直に話したというのが。。
不自然ですーーー。

どういうことなんだろうーーーー(>_<)

あとね、「すぐに分かった!」っていう人が多かったみたいですが、
主人公が誰の脳を移植されたのか、、私はなかなか気付きませんでした!笑☆
ぼーっと読んでたのかなぁ

あとは、タイトルの『変身』という言葉が、すごく軽く感じられるのは、私だけでしょうか?笑☆



 

カッコウの卵は誰のもの

2012-07-25 14:52

東野圭吾様作品の感想文の時間がやって参りました

IMG_6723.JPG
〇カッコウの卵は誰のもの
 
これは、すごく評価が低い作品なんですね
 
私も最初の方は面白く感じなくて、なかなか進まなかったのですが、
半分くらい読むと、面白くなってきました
(というか気になることが出て来ました
 
そして最初の一瞬だけ犯人かと疑ってしまいましたが、
緋田さん、すごく良い人で、良い父親ですね
東野作品では珍しい(?)"普通に良い人"♪
 
作品としては、やっぱり雑な部分が多いですね例えば、
『風美の母親の自殺の理由』、
『上条文也の犯行理由(まず自分の父親にすべて打ち明けて話し合ったら良かったのでは?
風美に事実を知らせることを、これ程気にするのに、怪我をさせようとはするっていうのが。。。
私は事実を知らせることよりも、怪我をさせて夢を奪ってしまうことの方が酷いように思います。』
『実行犯にしても、この程度の動機で犯罪を犯すのかな?自分で仕事を見つければ済む話のような。。』等。。
 
でも、テーマとしては好きです
才能があってもなくても、自分の好きなことをするのが
1番幸せだと、私もずっと思ってきたので
自分の興味のない分野でいくら才能があると言われても、
全く嬉しくないし、むしろ期待されたり、何かを望まれたりするのって、
苦痛でしかないんですよね(だから反抗してしまい、結局うまくいかない)。

《一種の人格無視》と書かれていましたが、大袈裟ですか?
私はそうは思いません

 
私も似たような経験があるので、その部分が描かれていたのは、
すごく良かったです。

〇新参者
私、"新参者"の読み方を"しんざんしゃ"だと思っていました\(◎o◎)/!
これに気付いたのは、留学中のクラスメイトの緩ーい指摘によってでした笑☆
 
これは、加賀恭一郎シリーズです
"ちょっと良い話♪"的なほのぼの系で、
第一章『煎餅屋の娘』を読んで、
あっ、犯人じゃなかったんやー!良かった良かった!
こういう終わり方もあるんやなぁと思っていたら、
第九章までずっとお話が続いていて、最後に犯人が分かるというものでした
 
普通、推理小説では、後に犯人と発覚する容疑者や、
最後の方まで容疑者として残るような人に対する事情聴取の場面しか描かれませんが、
この本では、すぐに容疑が晴れる人に対して行った聞き取りがたくさん描かれています。
 
そして、もちろんそれらは同時進行で行われていて、
いろんなところで、それぞれが関わっていて、面白かったです
 
推理小説の裏側を覗き見た感じ。
 
そして商店街の描かれ方も、ノスタルジックな感じで素敵です。
新しい街にやって来て、その町を知ろうと、楽しもうとしている感じが良いです☆
 
ただ、事件の動機等がちょっと、ありきたり過ぎたかなー。
もう少し凝っていてもよかった気が。
 

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